朝の情報番組「ZIP!」内の人気コーナーのひとつである5分ドラマ、これまでに「クレシェンドで進め」や「泳げニシキゴイ」といった人気作品を放送してきました。朝の情報番組の中で短時間で見れるということもあり、どの作品でも毎回多くの反響を集めています。
1月16日から初回放送が始まった新ドラマ「パパとなっちゃんのお弁当」はとある父娘のドタバタな日常を描いたホームコメディです。”あるある”な親子のクスっと笑えるシーンもあれば感動する展開も含まれる当ドラマは既にネット上で話題となっています。Tverやhuluといった動画配信サービスでも放送されているので、まだ見たことが無いという方も今からでも視聴が可能です。
今回はそんな「パパとなっちゃんのお弁当」のモデルや実話原作、母親が居ない理由などドラマについて詳しくご紹介していきます。
【ZIP朝ドラマ】パパとなっちゃんのお弁当とは
「パパとなっちゃんのお弁当」は母親の居ない家庭の父娘が共に送る高校3年間の「お弁当」に焦点を当てたホームコメディドラマです。
大学進学を理由に1人上京をした長女との別れを機に、次女のなっちゃんには何か思い出を作ってあげようと考えた父の遠山直史は学食がない高校へ進学するなっちゃんのために毎日お弁当を手作りして持たせることを決意します。それまで料理経験がほぼ無かった父の作る弁当には毎日ある一枚の紙がついています。筆ペンで大胆に書き上げられたその日の献立とユニークなコメントが添えられた「お品書き」です。
決して完璧とは言えない父がドタバタしながらも精一杯作り続ける弁当とそれを受け取るしっかり者な娘なっちゃん、そんな2人が周りの人々と送っていく高校3年間の物語です。
【主要キャスト】
〈遠山 直史〉演:藤木 直人(ふじき なおと)
〈遠山 千夏〉演:當真 あみ(とおま あみ)
〈遠山 桃子〉演:大友 花恋(おおとも かれん)
〈遠山 健三郎〉演:平泉 成(ひらいずみ せい)
〈遠山 靖子〉演:市毛 良枝(いちげ よしえ)
パパとなっちゃんのお弁当は実話?
『パパとなっちゃんのお弁当』は愛媛県に住む親子の実話をもとに作られており、脚本は俳優としても活躍している演出家の池田テツヒロが担当しています。平成から令和に移り変わっていく3年間を舞台に、当時の時事ネタも織り交ぜながら進んでいく物語は笑いあり涙ありで心温まるノンフィクションです。
SNS上では「実話ってところがまた泣けてくる」「自分もやってみたくなった」「実話からのドラマってのがまたいい」というように視聴者からの好評なコメントで多く溢れています。
パパとなっちゃんのモデルや原作は?
そもそもは南海放送制作のドキュメンタリー深夜番組『NNNドキュメント』に父親の青野泰介(あおの たいすけ)さんとなっちゃんが取り上げられたことをきっかけにメディアで注目を集め始めました。ドラマ自体もドキュメント番組の内容をベースとして作成されています。
青野泰介さんはドラマ同様に行政書士事務所を経営、また実家は両親の代から営む眼鏡販売店となっています。インスタグラムアカウント【@bento_ouji】ではなっちゃんが高校を卒業となるまで毎日その日の弁当とお品書きをアップしてきました。現在は投稿されることはなくなったアカウントですが、今でも変わらず8000人以上のフォロワーが居ます。
パパとなっちゃんのお母さん(母親)はなぜいない?
ドラマの中ではなっちゃんには母親が居ないことになっていますが、これは実話に基づいた設定です。なっちゃんはドラマと現実共に祖父母とパパとお姉ちゃんとの5人で暮らしていました。
母親が居ないのは両親の離婚が理由で、青野泰介さんはシングルファーザー歴15年と過去に明かされているので姉妹が幼い頃には既に離婚していたということになります。
ドラマ内では離れて暮らしている母親となっちゃんが当然のように会って話しているシーンがあったため、両親の離婚後も母親とは良好な関係を築いていることが分かります。しかしあくまでドラマ内の設定ですので、実際の母親との関係性についてはここでは断定できません。
まとめ
この記事ではZIP!ドラマ「パパとなっちゃんのお弁当」について気になる情報をまとめてご紹介しました。
実在する父娘の3年間をドラマにした内容は多くの親子が共感できる内容であると共に、ありふれた瞬間を客観視して観ることで家族について考え直すこともできる素敵なホームドラマとなっています。「弁当」に焦点があてられた当ドラマ、登場するお弁当たちはモデルとなった青野泰介さんが実際に作ってきたお弁当を再現しているそうですよ。登場人物の掛け合い以外にもお弁当やお品書き、なっちゃんの学校生活にも注目です。